欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、軟調

 12日の欧州外国為替市場でドル円は軟調。20時時点では131.00円と17時時点(131.60円)と比べて60銭程度のドル安水準だった。欧州勢の本格参入後も日銀の政策修正への思惑を手掛かりにした円買いの流れが継続した。アジア時間につけた安値の131.37円を下抜けると売りが加速し、一時130.86円まで下押し。一巡後は131円台を回復したが、戻りは限られた。

 ユーロドルは神経質な展開。20時時点では1.0762ドルと17時時点(1.0763ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。18時過ぎに1.0743ドルまで本日安値を更新したものの、その後は高値圏まで切り返した。依然として狭いレンジ内で上下する動きが続いており、NY時間に注目の12月米CPI発表を控えて神経質な展開となっている。

 ユーロ円は軟調。20時時点では140.99円と17時時点(141.64円)と比べて65銭程度のユーロ安水準だった。全般に円買いが強まった流れに沿って、一時140.89円まで下押し。ポンド円も一時159.23円まで下落する場面があったものの、その後は159.70円台まで下げ渋った。一部報道によると「英国と欧州連合(EU)は離脱後の問題解決に向けて、新たな交渉で最終的合意を目指す方針」と伝わっている。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:130.86円 - 132.52円
ユーロドル:1.0743ドル - 1.0775ドル
ユーロ円:140.89円 - 142.55円

(岩間)
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