16日香港株=上値重いか、米休場や中国主要経済指標発表控え

 週明け16日の香港市場は上値の重い展開か。前週末の米株高が好感される一方、16日は米国がキング牧師誕生記念日で休場となるほか、17日には中国で2022年10-12月期の国内総生産(GDP)や12月の鉱工業生産、小売売上高などの主要経済指標の発表が控えており、積極的な買いが見送られる可能性がありそうだ。

 また、ハンセン指数は前週末に終値ベースで2022年7月8日以来ほぼ半年ぶりの高値を更新しており、春節(旧正月)の連休を前に利益を確定する動きも予想される。

 13日のNY株式相場は続伸。JPモルガン・チェースなどの大手銀行の決算が嫌気されて下落してスタートしたが、インフレ指標の鈍化を受けた利上げの減速期待が支援となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)やアリババ集団(09988)が香港終値を上回って引けており、香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前週末終値を50ポイント超上回って寄り付くことになる。
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