ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、伸び悩み

 17日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは伸び悩み。24時時点では1.0863ドルと22時時点(1.0851ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。1月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が▲32.9と予想の▲8.7を大幅に下回ったことが分かると、全般ドル売りが先行。23時30分前に一時1.0869ドルと日通し高値を更新した。
 ただ、前日の高値1.0874ドルがレジスタンスとして働くと失速した。「欧州中央銀行(ECB)は2月に0.50%の利上げを実施し、3月に0.25%の利上げを実施する公算」との観測報道が伝わると一時1.0835ドル付近まで下押しした。

 ドル円は弱含み。24時時点では128.28円と22時時点(128.56円)と比べて28銭程度のドル安水準だった。低調な米経済指標を受けて一時128.26円付近まで売られたものの、アジア時間に付けた日通し安値128.22円がサポートとして働くと下げ渋った。

 ユーロ円は上値が重い。24時時点では139.35円と22時時点(139.51円)と比べて16銭程度のユーロ安水準。ユーロドルの上昇につれた買いが入ると一時139.62円と日通し高値を付けたものの、ドル円の下落につれた売りが出ると伸び悩んだ。「ECBは以前よりも遅いペースの利上げを検討している」との報道も相場の重し。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:128.22円 - 129.15円
ユーロドル:1.0807ドル - 1.0869ドル
ユーロ円:138.83円 - 139.62円


(中村)
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