ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、軟調

 18日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。24時時点では128.13円と22時時点(129.07円)と比べて94銭程度のドル安水準だった。12月米小売売上高や12月米卸売物価指数(PPI)が予想を下回ったことで全般ドル売りが先行。12月米鉱工業生産が予想より弱い内容だったことも相場の重しとなり、一時127.57円と日通し安値を更新した。
 なお、米長期金利の指標である米10年債利回りは一時3.3734%前後と昨年9月13日以来約4カ月ぶりの低水準を記録した。

 ユーロドルは堅調。24時時点では1.0865ドルと22時時点(1.0824ドル)と比べて0.0041ドル程度のユーロ高水準だった。この日発表の米経済指標が軒並み低調な内容だったことを受けて、米長期金利の低下とともにドル売りが優勢となった。23時30分前に一時1.0887ドルと昨年4月以来9カ月ぶりの高値を更新した。

 ユーロ円はじり安。24時時点では139.21円と22時時点(139.72円)と比べて51銭程度のユーロ安水準。ユーロドルの上昇につれた買いが入った半面、ドル円の下落につれた売りが出たため一時138.87円付近まで下押しした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:127.57円 - 131.58円
ユーロドル:1.0767ドル - 1.0887ドル
ユーロ円:138.21円 - 141.69円


(中村)
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