ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、堅調

 20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。24時時点では130.22円と22時時点(130.11円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが3.46%台まで上昇すると全般ドル買いが先行。黒田東彦日銀総裁が世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で「2%の物価目標を安定的、持続的に達成するため現在の極めて緩和的な金融政策を継続する」と改めて表明したことも相場の支援材料となり、一時130.61円まで値を上げた。

 ユーロドルは24時時点では1.0821ドルと22時時点(1.0818ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出ると一時1.0802ドルと日通し安値を更新した。

 ユーロ円は底堅い。24時時点では140.91円と22時時点(140.75円)と比べて16銭程度のユーロ高水準。黒田総裁が大規模緩和策の継続を再表明すると全般円売りが優勢となり、一時141.20円と日通し高値を更新した。
 ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は一時161.29円、豪ドル円は90.44円、NZドル円は83.75円、カナダドル円は96.96円、スイスフラン円は141.56円まで値を上げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:128.36円 - 130.61円
ユーロドル:1.0802ドル - 1.0859ドル
ユーロ円:139.06円 - 141.20円


(中村)
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