NY株見通し-底堅い展開か 決算発表はJ&J、GE、3Mなど

 今晩のNY市場は底堅い展開か。昨日はウォールストリート・ジャーナル報道を受けて米連邦準備理事会(FRB)による利上げの減速や停止期待が高まったことでハイテク株が相場をけん引。ナスダック総合が2.01%高となったほか、ダウ平均が0.76%高、S&P500も1.19%高となり、主要3指数がそろって2日続伸した。年初来では、ナスダック総合が8.58%高と上昇幅を拡大し、S&P500とダウ平均もそれぞれ4.70%高、1.45%高となった。今晩の取引では、年初から堅調に推移しているハイテク株中心に利益確定売り圧力が強まることが予想されるものの、利上げの減速や早期打ち止め期待が引き続き相場の支援となることが期待される。発表が本格化した企業の第4四半期決算やガイダンス、経済指標の結果を受けた景気見通しが焦点となりそうだ。

 今晩の米経済指標は1月S&Pグローバル製造業・サービス業・総合PMI速報値など。企業決算は寄り前にベライゾン、トラベラーズ、ジョンソン&ジョンソン(J&J)、ゼネラル・エレクトリック(GE) 、ロッキード・マーチン、3M、引け後にマイクロソフト、インテューイティブ・サージカルなどが発表予定。(執筆:1月24日、14:00)
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