欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、戻り鈍い

 25日の欧州外国為替市場でドル円は戻りが鈍い。22時時点では129.69円と20時時点(129.98円)と比べて29銭程度のドル安水準だった。戻りの鈍さを確認すると、20時過ぎから再び売りが強まった。欧米株安を背景にリスク回避の流れが続いたほか、米長期金利の低下も相場の重しとなり、昨日安値の129.73円を下抜けて一時129.56円まで値を下げた。

 ユーロ円はじり安。22時時点では141.03円と20時時点(141.23円)と比べて20銭程度のユーロ安水準だった。クロス円は全般にさえない動きが継続。ユーロ円が一時140.76円まで値を下げたほか、豪ドル円も91.60円台まで下落し、豪CPI後の上昇分をほぼ吐き出した。

 ユーロドルは安値圏でのもみ合い。22時時点では1.0873ドルと20時時点(1.0865ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。株安によるリスクオフのユーロ売りが出た一方、米金利低下を受けたドル売りの影響も受けたため、本日安値圏でのもみ合いとなった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:129.56円 - 130.58円
ユーロドル:1.0857ドル - 1.0911ドル
ユーロ円:140.76円 - 142.30円

(岩間)
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