26日香港株=買い優勢か、旧正月連休の消費が盛況 米株高も支援材料

 連休明け25日の香港市場は買いが優勢か。中国で「ゼロコロナ」政策が終了してから初めての春節(旧正月)を迎え、連休中に中国本土、香港、マカオの観光業や小売業、娯楽業の盛況が伝わり、経済の本格的な回復に対する期待が買いを支えそうだ。中国本土の新型コロナの感染第1波がピークアウトの傾向にあることも安心感につながるだろう。

 連休中に米株式市場が堅調だったことも支援材料。ダウ平均は25日まで4営業日続伸。前週末のウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事の発言や、『ウォールストリート・ジャーナル』の報道を受けてFRBが近く利上げ停止を検討するとの思惑が広がり、米景気の減速懸念が後退した。

 25日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のテンセント(00700)やアリババ集団(09988)、国際金融株のHSBC(00005)、AIAグループ(01299)などが香港終値を上回って引けた。香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は20日終値を約220ポイント上回って寄り付くことになる。

 なお、本土市場は週末まで休場のため、相互取引制度を通じた本土投資家による香港株売買(南向き取引)は引き続き休止。再開は30日の予定。
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