18日香港株=神経質な相場か、米重要指標の発表前に様子見

 18日の香港市場は神経質な相場か。米連邦準備理事会(FRB)による利上げペースを見極める上で重要な12月の米小売売上高と米卸売物価指数(PPI)が、日本時間きょう夜に発表されるとあって、様子見気分が広がりそうだ。米長期金利の指標となる米10年債利回りは前週まで低下傾向にあったが、17日は上昇に転じており、香港でも米国の重要指標の結果が注目されるだろう。

 一方、業績見通しや決算を受けた個別物色は活発となりそうだ。教育事業大手の新東方教育科技(09901)と子会社の新東方在線科技(01797)が17日大引け後に2022年11月中間決算を発表した。

 17日のNY株式相場は高安まちまち。昨年大きく下落したエヌビディア、テスラなどが大幅高となりナスダック総合が上昇した一方、決算が予想を下回ったゴールドマン・サックスが大幅安となりダウ平均を押し下げた。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、保険株のAIAグループ(01299)と中国平安保険(02318)が香港終値を上回った半面、大型ネット株のJDドットコム(09618)とアリババ集団(09988)が下回って引けた。

(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。