17日香港株=様子見ムード強いか、米中の経済指標発表

 17日の香港市場は様子見ムードの強い展開か。16日の米株式市場が休場だった上、米国と中国の景気や金融政策の先行きを見極めるうえで重要なイベントが相次ぐなか、積極的な売買を見送る気分が広がると予想する。きょうは中国の2022年10-12月期国内総生産(GDP)と12月主要経済指標、あすは米国の12月生産者物価指数と小売売上高、米地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表される。ハンセン指数は心理的節目の22000ポイントが上値抵抗として意識されそうだ。

 調査会社リフィニティブがまとめた中国10-12月期GDP伸び率の市場コンセンサス予想は前年同期比1.8%と、前四半期(7-9月期)の3.9%から減速する。同時発表の12月の中国の鉱工業生産と小売売上高もともに伸び率が11月と比べて減速する見通しとなっている。

 一方、業績見通しや決算を受けた個別物色は活発となりそうだ。前日大引け後に中国中薬(00570)、トラベルスカイ・テクノロジー(00696)、中海油田服務(02883)などが2022年12月期業績見通しを明らかにした。きょうは中国の教育事業大手の新東方教育科技(09901)と子会社の新東方在線科技(01797)が2022年11月中間決算を発表する。
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