13日香港株=続伸か、インフレ鈍化で米FRBの利上げ減速に期待

 13日の香港市場は続伸か。インフレ減速を受けて米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めペースを緩めるとの見方が強まり、米株式相場が上昇した流れを引き継ぐと予想する。日本時間12日夜発表の12月の米消費者物価指数(CPI)が前月比0.1%下落し、前年同月比伸び率も6.5%上昇に鈍化(11月は7.1%)と、そろって市場予想通りだった。米長期金利の低下も買い安心感につながるだろう。

 ただ、前日のハンセン指数の終値は2022年7月8日以来の高値圏にある。週明け16日はNY市場がキング牧師誕生記念日で休場となることもあり、持ち高を整理する売りが上値を重くする展開がありそうだ。

 12日のNY株式相場はダウ平均が3日続伸した。ハイテク株主体のナスダック総合は5営業日続伸。昨年7月以来の長期連騰を記録した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)が香港終値を上回った半面、中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)や香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が下回って引けた。
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