7日香港株=続落か、米株安を嫌気 FRBによる利上げ長期化意識

 7日の香港市場は、前日の米株安の流れを引き継いで続落か。米連邦準備理事会(FRB)による利上げが長期化するとの懸念が再燃し、ハイテク株を中心に売りが出そうだ。先週末発表の米11月雇用統計、5日発表の米11月ISM非製造業PMIが市場予想を上回る強い結果となり、インフレ警戒が広がると予想する。

 もっとも、売りが一巡した後は下げ渋る展開がありそうだ。中国本土で新型コロナウイルスの1日当たり感染者数が減り続けるなか、中国当局が防疫措置を緩和することで経済活動が活発になるとの期待は根強い。なお、きょうは中国の11月の貿易統計が発表される。

 6日のNY株式相場はダウ平均が続落し、ハイテク株主体のナスダック総合は3日続落した。メディア大手パラマウント・グローバルが広告収入の減少見通しを発表したことやモルガン・スタンレーのレイオフ発表を受けて景気後退(リセッション)懸念が強まった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は金融株の中国建設銀行(00939)とAIAグループ(01299)、大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)が香港終値を下回って引けた。
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