欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、上値が重い

 27日の欧州外国為替市場でドル円は上値が重い。20時時点では129.82円と17時時点(129.94円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。欧州入りまでは、日銀の共通担保資金供給オペを手掛かりにした円売りや、時間外取引の米長期金利の上昇を支援にドル高・円安が進んだものの頭打ち。米10年債利回りは3.54%台へ上昇したが、ドル円は130円割れとなった。一時129.67円前後と、本日安値圏へ下押した。

 ユーロドルは持ち直す。20時時点では1.0889ドルと17時時点(1.0874ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の上昇を受けたドル買いが進みにくくなった一方、欧州債が利回りを上昇させて取引をスタートすると、ユーロ買い・ドル売りで反応。一時1.0895ドル前後と、東京タイムにつけた高値1.0900ドルに迫った。

 ユーロ円はもみ合い。20時時点では141.37円と、17時時点(141.30円)と比べて7銭程度のユーロ高水準だった。上値が重いドル円と、持ち直したユーロドルの動きに挟まれ、方向感が出なかった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:129.50円 - 130.27円
ユーロドル:1.0866ドル - 1.0900ドル
ユーロ円:141.09円 - 141.85円

(関口)
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