NY株見通し-今週はハイテク・ジャイアントの決算とFOMCに注目

 今週のNY市場はハイテク・ジャイアントの決算と米連邦公開市場委員会(FOMC)が焦点か。先週は利上げの早期停止期待やリセッション懸念の後退が支援となり主要3指数がそろって上昇。ハイテク株主体のナスダック総合は大幅に4週続伸し、年初来上昇率を11.0%に拡大した。今週はアップルなどのハイテク・ジャイアントの第4四半期決算発表が集中するほか、2月1日にはFOMCの結果が公表され、企業決算や金融政策をにらんだボラタイルな展開が予想される。企業決算はS&P500の約110銘柄が発表予定で、主要なものはアップル、アマゾン・ドット・コム、アルファベット、メタ・プラットフォームズ、アプライド・マテリアルズ、NXPセミコンダクターズ、ゼネラル・モーターズ、ファイザー、キャタピラー、マクドナルド、エクソン・モービル、メルク、ハネウェル、フォードなど。FOMCでは0.25%の利上げがほぼ確実視されているが、その後の利上げペースや利上げ打ち止め時期の見通しに注目が集まる。このほか、1月ISM製造業PMI、12月製造業新規受注、1月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均賃金)、1月ISM非製造PMIなど注目の経済指標の発表も相次ぐ。

 今晩の経済指標は1月ダラス連銀製造業景況指数など。企業決算は寄り前にNVR、フランクリン・リソーシズ、引け後にNXPセミコンダクターズなどが発表予定。(執筆:1月30日、14:00)
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