ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、軟調

 1日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。24時時点では129.31円と22時時点(129.84円)と比べて53銭程度のドル安水準だった。1月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数が10.6万人増と予想の17.8万人増を下回ったことが分かると全般ドル売りが先行。23時30分前に一時129.30円と日通し安値を更新した。
 ただ、24時発表の12月の雇用動態調査(JOLTS)求人件数が1101.2万件と予想の1030.0万件を上回ったことが伝わると下げ渋った。

 ユーロドルは強含み。24時時点では1.0904ドルと22時時点(1.0891ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。予想を下回るADP全米雇用報告を手掛かりにユーロ買い・ドル売りが先行すると一時1.0911ドルと日通し高値を更新したものの、予想を上回るJOLTS求人件数を受けて上げ幅を縮めた。

 ユーロ円は24時時点では141.02円と22時時点(141.42円)と比べて40銭程度のユーロ安水準。ユーロドルの上昇につれた買いが入った半面、ドル円の下落につれた売りが出ると一時141.01円と本日安値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:129.30円 - 130.41円
ユーロドル:1.0852ドル - 1.0911ドル
ユーロ円:141.01円 - 141.83円

(中村)
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