ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、上値が重い

 1日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上値が重い。2時時点では129.27円と24時時点(129.31円)と比べて4銭程度のドル安水準。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて米金利は落ち着いた動きを取り戻しているが、ドル円は1時過ぎには129.19円まで下値を広げた。1月26日に付けた129.03円が下値の支えとはなっているが、買い戻しも限られ上値が重い。

 ユーロドルは堅調。2時時点では1.0916ドルと24時時点(1.0904ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。昨日に続きロンドンフィキシングにかけてユーロポンドが買いあげられると、ユーロドルも1.0925ドルまで連れ高となり堅調な動き。なお、フィキシング通過後もユーロポンドは堅調地合いを維持し、1月17日以来値なる0.8875ポンドまで強含んだ。

 カナダドルは軟調。米エネルギー省(EIA)が発表した週間石油在庫で、市場予想の取り崩し予想が積み増しとなったことで、原油先物価格が下げ幅を広げた。この動きに連れて対ドルでは1.3337カナダドル、対円では96.94円までカナダドル安が進んだ。多くの通貨に対してドル売りが進んでいるが、カナダドルのみドル買い・カナダドル売りが優勢。

 ユーロ円は下げ渋り。2時時点では141.12円と24時時点(141.02円)と比べて10銭程度のユーロ高水準。一時140.91円まで下押しする場面もあったが、ユーロポンドの買いが入るとユーロ円も下げ渋った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:129.19円 - 130.41円
ユーロドル:1.0852ドル - 1.0925ドル
ユーロ円:140.91円 - 141.83円

(松井)
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