ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、神経質な動き

 1日のニューヨーク外国為替市場でドル円は神経質な動き。4時時点では129.31円と2時時点(129.27円)と比べて4銭程度のドル高水準。米連邦公開市場委員会(FOMC)は市場予想通りFFレート誘導目標4.50-4.75%に引き上げた。予想通りの結果だったが、3.47%台で推移していた米10年債利回りが3.50%台まで上昇すると、ドル円も129.85円前後まで一時上昇した。しかし、その後は米債利回りの上昇も頭打ちとなったことで伸び悩んでいる。市場はこの後開かれるパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見に注目している。
 なお、声明文も前回とほぼ同じ内容だった。

 ユーロドルは動きが鈍い。4時時点では1.0914ドルと2時時点(1.0916ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円同様にFOMC発表後に1.0893ドル付近までドル買い・ユーロ売りで反応。しかし、値動きは鈍く、すぐに1.09ドル台に戻している。

 ユーロ円は底堅い。4時時点では141.07円と2時時点(141.12円)と比べて5銭程度のユーロ安水準。FOMC発表前は141.10円前後で推移していたが、FOMC後はドル円の買いが優勢になるとユーロ円も底堅くなり141.48円前後まで買い戻された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:129.19円 - 130.41円
ユーロドル:1.0852ドル - 1.0925ドル
ユーロ円:140.91円 - 141.83円


(松井)
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