3日香港株=軟調か、中国景気回復に不透明感 米ハイテク株高は支え(08:50)

 3日の香港市場は軟調な相場か。中国の景気回復に不透明感が漂うなか、投資家は運用リスクを取りにくいと予想する。2日のNY市場でダウ平均が3営業日ぶりに小反落したことも地合いを悪化させるだろう。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ減速を受けて利上げ停止を早めるとの観測が浮上しているものの、1月の米雇用統計の発表を日本時間3日夜に控え、積極的な買いを見送る動きもありそうだ。

 もっとも、前日のハンセン指数終値は心理的節目の22000ポイントを割りこんだとあって、下値が堅い展開が見込まれる。2日のNY市場でハイテク株主体のナスダック総合は大幅に3日続伸し、昨年9月以来の水準を回復した。香港市場でも米長期金利の低下を受けてハイテク株が買われ、相場全体を下支えする展開があり得る。

 2日の香港株の米国預託証券(ADR)は総じて下落。英金融大手HSBC(00005)や大型ネット株のテンセント(00700)、JDドットコム(09618)、アリババ集団(09988)が香港終値を下回って引けた。
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