欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、弱含み

 9日の欧州外国為替市場でドル円は弱含み。20時時点では130.84円と17時時点(131.14円)と比べて30銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが3.58%台まで低下幅を拡大したことをながめ、全般にドル売りが強まった。アジア時間に日銀総裁人事報道で急落した際の安値130.80円を下抜けて、一時130.75円まで本日安値を更新した。

 ユーロドルはしっかり。20時時点では1.0777ドルと17時時点(1.0733ドル)と比べて0.0044ドル程度のユーロ高水準だった。ドル売りの流れに沿って一時1.0778ドルまで本日高値を更新。ポンドドルも1.2159ドルまで上値を伸ばした。なお、議会証言に臨んでいる複数の英中銀金融政策委員会(MPC)メンバーからは「今年はインフレ率が低下する見通し」「インフレ見通しについては上振れリスク」などの見解が伝わっている。
 
 ユーロ円は20時時点では141.01円と17時時点(140.76円)と比べて25銭程度のユーロ高水準だった。ドル絡みの取引が中心となったことで値幅は限られたものの、次第にユーロドルの上昇につれた買いが強まった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:130.75円 - 131.83円
ユーロドル:1.0710ドル - 1.0778ドル
ユーロ円:140.48円 - 141.33円

(岩間)
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