欧州マーケットダイジェスト・17日 株安・金利低下・ドル失速
(17日終値:18日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=134.26円(17日15時時点比▲0.48円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=143.38円(△0.04円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0679ドル(△0.0041ドル)
FTSE100種総合株価指数:8004.36(前営業日比▲8.17)
ドイツ株式指数(DAX):15482.00(▲51.64)
10年物英国債利回り:3.515%(△0.016%)
10年物独国債利回り:2.440%(▲0.038%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
1月独生産者物価指数(PPI)
前月比 ▲1.0% ▲0.4%
1月英小売売上高(自動車燃料含む)
前月比 0.5% ▲1.2%・改
前年比 ▲5.1% ▲6.1%・改
1月英小売売上高(自動車燃料除く)
前月比 0.4% ▲1.4%・改
前年比 ▲5.3% ▲6.5%・改
10-12月期スイス鉱工業生産
前年同期比 6.1% 6.0%・改
1月仏消費者物価指数(CPI)改定値
前月比 0.4% 0.4%
前年比 6.0% 6.0%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は上値が重かった。今週発表の米物価指標の上振れを受けて米インフレの高止まりが意識されたほか、米連邦準備理事会(FRB)高官からタカ派的な発言が相次いだことで、米利上げが長期化するとの観測が高まりドル買いが進んだ。20時30分過ぎには一時135.10円と昨年12月20日以来約2カ月ぶりの高値を付けた。
ただ、135円台で上値の重さを確認すると持ち高調整目的の売りに押された。米国の3連休を控えた週末とあって、ポジション調整目的の売りも出て、24時30分過ぎには134.07円付近まで下押しした。もっとも、アジア時間に付けた日通し安値133.94円はサポートされた。
・ユーロドルは持ち直した。FRBによる金融引き締めの長期化が意識される中、21時30分前に一時1.0613ドルと1月6日以来の安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。一時は3.9252%前後と昨年11月10日以来の高水準を記録した米10年債利回りが3.82%台まで低下したこともドル売りを促した。週末を控えたポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りも入り、2時30分前に1.0694ドルと日通し高値を付けた。
・ユーロ円はもみ合い。日本時間夕刻に一時143.67円と本日高値を付けたものの、22時前には143.03円付近まで下押しした。そのあとは143円台前半でのもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。
・ロンドン株式相場は5日ぶりに小反落。足もとで相場上昇が続き、史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りが優勢となった。原油先物価格の下落を背景にBPやシェルなどエネルギー株が下げたほか、バークレイズやロイズ・バンキングなど金融株の一角に売りが出た。半面、セグロなど不動産株に買いが入った。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに反落。米金融引き締めが長引くとの見方から前日の米国株や本日のアジア株が下落した流れを引き継いで売りが優勢となった。個別ではインフィニオン・テクノロジーズ(2.37%安)やアリアンツ(1.85%安)、ザルトリウス(1.61%安)などの下げが目立った。半面、メルセデス・ベンツ(2.84%高)やエーオン(1.75%高)などは買われた。
・欧州債券相場は英国債が下落した一方、独国債が上昇した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=134.26円(17日15時時点比▲0.48円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=143.38円(△0.04円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0679ドル(△0.0041ドル)
FTSE100種総合株価指数:8004.36(前営業日比▲8.17)
ドイツ株式指数(DAX):15482.00(▲51.64)
10年物英国債利回り:3.515%(△0.016%)
10年物独国債利回り:2.440%(▲0.038%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
1月独生産者物価指数(PPI)
前月比 ▲1.0% ▲0.4%
1月英小売売上高(自動車燃料含む)
前月比 0.5% ▲1.2%・改
前年比 ▲5.1% ▲6.1%・改
1月英小売売上高(自動車燃料除く)
前月比 0.4% ▲1.4%・改
前年比 ▲5.3% ▲6.5%・改
10-12月期スイス鉱工業生産
前年同期比 6.1% 6.0%・改
1月仏消費者物価指数(CPI)改定値
前月比 0.4% 0.4%
前年比 6.0% 6.0%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は上値が重かった。今週発表の米物価指標の上振れを受けて米インフレの高止まりが意識されたほか、米連邦準備理事会(FRB)高官からタカ派的な発言が相次いだことで、米利上げが長期化するとの観測が高まりドル買いが進んだ。20時30分過ぎには一時135.10円と昨年12月20日以来約2カ月ぶりの高値を付けた。
ただ、135円台で上値の重さを確認すると持ち高調整目的の売りに押された。米国の3連休を控えた週末とあって、ポジション調整目的の売りも出て、24時30分過ぎには134.07円付近まで下押しした。もっとも、アジア時間に付けた日通し安値133.94円はサポートされた。
・ユーロドルは持ち直した。FRBによる金融引き締めの長期化が意識される中、21時30分前に一時1.0613ドルと1月6日以来の安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。一時は3.9252%前後と昨年11月10日以来の高水準を記録した米10年債利回りが3.82%台まで低下したこともドル売りを促した。週末を控えたポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りも入り、2時30分前に1.0694ドルと日通し高値を付けた。
・ユーロ円はもみ合い。日本時間夕刻に一時143.67円と本日高値を付けたものの、22時前には143.03円付近まで下押しした。そのあとは143円台前半でのもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。
・ロンドン株式相場は5日ぶりに小反落。足もとで相場上昇が続き、史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りが優勢となった。原油先物価格の下落を背景にBPやシェルなどエネルギー株が下げたほか、バークレイズやロイズ・バンキングなど金融株の一角に売りが出た。半面、セグロなど不動産株に買いが入った。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに反落。米金融引き締めが長引くとの見方から前日の米国株や本日のアジア株が下落した流れを引き継いで売りが優勢となった。個別ではインフィニオン・テクノロジーズ(2.37%安)やアリアンツ(1.85%安)、ザルトリウス(1.61%安)などの下げが目立った。半面、メルセデス・ベンツ(2.84%高)やエーオン(1.75%高)などは買われた。
・欧州債券相場は英国債が下落した一方、独国債が上昇した。
(中村)