東京マーケットダイジェスト・24日 円不安定・株高

(24日終値:15時時点)
ドル円:1ドル=134.59円(前営業日NY終値比▲0.11円)
ユーロ円:1ユーロ=142.64円(▲0.06円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0597ドル(△0.0001ドル)
日経平均株価:27453.48円(前営業日比△349.16円)
東証株価指数(TOPIX):1988.40(△13.15)
債券先物3月物:146.60円(△0.30円)
新発10年物国債利回り:取引成立せず
ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.00600%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)             <発表値>   <前回発表値>
1月全国CPI(生鮮食品を除く総合、前年比)     4.2%      4.0%
1月全国CPI(生鮮食料品・エネルギー除く、前年比) 3.2%      3.0%
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債              1兆6933億円の取得超 7163億円の取得超・改
対内株式                  1977億円の取得超 1051億円の処分超

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は神経質な値動き。日銀正副総裁候補の所信聴取を受けて、上下に振らされる動きとなった。植田日銀総裁候補が「現在の金融政策は適切」との見解と示すと134.90円まで上昇したが、その後は質疑応答が続く中で134.06円まで失速。ただ、植田日銀総裁候補の発言自体は「総じてハト派的な発言が目立った」との見方から、再び134.91円まで下値を切り上げた。もっとも、総裁候補の質疑応答が終了すると134円台半ばまで伸び悩むなど、買いの勢いも長続きはしなかった。

・ユーロ円も神経質な値動き。ドル円と同じく植田日銀総裁候補の発言に振らされる展開となり、142.15円まで失速した後に142.94円まで反発。質疑応答が終了すると142円台半ばまで押し戻された。

・ユーロドルは上値が重い。ドル円が下落したタイミングで1.0615ドルまで上昇する場面があったが、一巡後は1.0600ドルを挟んだもみ合いに転じた。

・日経平均株価は3営業日ぶりに反発。昨日の米国株式相場が上昇した流れを引き継ぐ格好となり、自律反発狙いの買いが先行した。植田日銀総裁候補の所信聴取を受けて、現在の金融緩和策が当面継続するとの思惑が広がったことも買いを誘い、引けにかけても底堅く推移した。

・債券先物相場は3営業日ぶりに反発。昨日の米国債券相場が上昇した影響から買いが先行。植田日銀総裁候補が所信聴取で「現在の金融政策は適切」と述べるなど、ハト派的な見解が目立ったこともあって一時146円65銭まで上昇した。

(岩間)
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