ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、しっかり

 24日のニューヨーク外国為替市場でドル円はしっかり。24時時点では136.16円と22時時点(135.66円)と比べて50銭程度のドル高水準だった。米連邦準備理事会(FRB)が金融政策を判断するうえで重視している1月米個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)で変動が激しい食品とエネルギーを除くコアデフレーターが前年比4.7%上昇と予想の4.3%を上回ったことが分かると、インフレの再燃でFRBの利上げが続くとの観測が高まり米金利上昇とドル高が進んだ。23時30分過ぎに一時136.46円と昨年12月20日以来約2カ月ぶりの高値を更新した。
 米金融政策の影響を受けやすい米2年債利回りは一時4.8073%前後と2007年以来16年ぶりの高水準を付けた。

 ユーロドルは頭が重い。24時時点では1.0547ドルと22時時点(1.0566ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ安水準だった。米インフレ指標の上振れで、米利上げが長期化するとの観測が高まるとドル買いが優勢となり、一時1.0536ドルと1月6日以来の安値を更新した。

 ユーロ円は底堅い動き。24時時点では143.62円と22時時点(143.34円)と比べて28銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの下落につれた売りが出た一方、ドル円の上昇につれた買いが入り一時143.82円と本日高値を付けた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.06円 - 136.46円
ユーロドル:1.0536ドル - 1.0615ドル
ユーロ円:142.15円 - 143.82円

(中村)
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