今日の株式見通し-堅調か 米国では半導体株に買いが入る

 東京市場は堅調か。米国株はまちまち。ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダックは上昇。ダウ平均は58ドル安の32798ドルで取引を終えた。インフレ長期化を警戒する売りと押し目買いのせめぎ合いとなったが、半導体株などハイテクの一角には強い動きが見られた。2月のADP雇用リポートや1月の雇用動態調査は雇用の強さを確認する結果となり、ダウ平均の上値を抑えた。ドル円は足元137円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて200円高の28620円、ドル建てが205円高の28625円で取引を終えた。

 米国株は気迷いムードが強かったが、前日に金融引き締め加速を警戒して大きく下げただけに、S&P500とナスダックが反発したこと、グロース色の強い半導体株に強い動きが見られたことは安心材料。日本株にはポジティブな影響が想定される。円安基調が続いていることもフォローの流れ。米国動向から半導体株が上昇の先導役になるだろう。SQ日が迫っている中で日本株の動きが良くなっていることもあり、売り方の買い戻しを巻き込んで下げづらく上げやすい地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは28500円-28800円
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。