今日の株式見通し=小動きか パウエル議長の議会証言を前に米国株は横ばい

 東京市場は小動きか。米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が上昇した一方、ナスダックは下落。ダウ平均は40ドル高の33431ドルで取引を終えた。中盤までは堅調に推移していたが、長期金利が上昇したことで終盤にかけては失速。3指数ともほぼ横ばいで取引を終えた。ドル円は足元135円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて60円安の28200円、ドル建てが55円安の28205円で取引を終えた。

 本日米国ではパウエルFRB議長の議会証言が予定されている。米国株が場中に値を消したのも、これを前に様子見姿勢が強まったものと思われる。議会証言では次回FOMCの手がかりが得られる可能性もあるため、日本株も方向感が出づらいとみる。長期金利上昇に対してナスダックが下げて終えたことから、買いの方が手控えられる可能性が高いが、その手前で強かった米国株がほとんど崩れていないため、売り急ぎも抑制されるだろう。強弱感が入り交じり、現状株価近辺でのもみ合いに終始すると予想する。日経平均の予想レンジは28100円-28300円
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