欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、売り再開

 13日の欧州外国為替市場でドル円は売り再開。20時時点では133.58円と17時時点(134.48円)と比べて90銭程度のドル安水準だった。米銀中堅ファースト・リパブリック・バンクが時間外で70%近くの大幅下落となったことで投資家心理が悪化し、時間外のダウ先物がマイナス圏へ一転下落。時間外の米10年債利回りも3.49%台まで急低下するとドル円は売りが加速し、一時132.95円と2月15日以来の安値を更新した。一方、米金利低下が一服すると133.70円台まで下げ渋っている。

 ユーロ円は急失速。20時時点では142.59円と17時時点(144.25円)と比べて1円66銭程度のユーロ安水準だった。欧州入り際は底堅く推移し一時144.39円まで上昇したが、ダウ先物が一転下落したほか、欧州株が軒並み大幅安となると一転して売りが優勢に。一時141.91円まで売り込まれた。

 ユーロドルは弱含み。20時時点では1.0674ドルと17時時点(1.0725ドル)と比べて0.0051ドル程度のユーロ安水準だった。全般リスクオフムードが広がるなか、ユーロ円が売られたことにつれて1.0660ドル台まで下押しした。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:132.95円 - 135.08円
ユーロドル:1.0640ドル - 1.0737ドル
ユーロ円:141.91円 - 144.38円


(越後)
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