欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、一転上昇

 10日の欧州外国為替市場でドル円は一転上昇。20時時点では136.98円と17時時点(136.38円)と比べて60銭程度のドル高水準だった。時間外の米10年債利回りが2月16日以来の3.80%割れ水準まで低下した影響もあり、17時過ぎには136.10円付近まで下押しした。ただ、その後は米長期金利が低下幅を縮小したことに伴って買い戻しが優勢に。日銀が金融緩和策を継続するなか、日米金利先高観の違いを意識した円売り・ドル買いが改めて進み、136.99円まで本日高値を更新した。

 ユーロ円も一転上昇。20時時点では145.02円と17時時点(144.50円)と比べて52銭程度のユーロ高水準だった。17時過ぎに144.05円付近まで弱含む場面があったが、その後はドル円の上昇につれて下値を切り上げた。欧米株価指数が下げ渋ったことも相場の支えとなり、145.10円の高値まで切り返した。

 ユーロドルは神経質な値動き。20時時点では1.0587ドルと17時時点(1.0595ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。1.0590ドルを挟んだ水準での一進一退の動きとなり、依然として方向感は乏しかった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:135.82円 - 136.99円
ユーロドル:1.0574ドル - 1.0606ドル
ユーロ円:143.86円 - 145.10円

(岩間)
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