17日香港株=反発か、米株高が支え 金融システム不安和らぐ

 17日の香港市場は反発か。米銀の相次ぐ破綻によって広がっていた金融システムへの不安が後退し、16日の米株式相場が上昇した流れを引き継ぐだろう。前日のハンセン指数は終値ベースで2022年12月21日以来およそ3カ月ぶりの安値を更新したとあって、幅広い銘柄に買い戻しが入りそうだ。

 決算発表シーズンに入り、業績を手掛かりとする個別物色が引き続き活発に行われるだろう。きょうはハンセン指数の構成銘柄のホンコン・チャイナガス(00003)と龍湖集団(00960)、ハンセンテック指数の構成銘柄の小鵬汽車(09868)が2022年12月本決算を発表する。

 16日のNY株式相場はダウ平均が反発し、ハイテク株主体のナスダック総合は4日続伸した。経営不安が続く米地銀のファースト・リパブリックに対し、JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカなど米銀11行が300億米ドルを預け入れると発表したことが好感された。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)や新エネルギー車・電池メーカーのBYD(01211)、取引所運営の香港証券取引所(00388)が香港終値を上回った半面、香港公益株のホンコン・チャイナガス、銀行株の中国建設銀行(00939)が下回って引けた。
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