13日香港株=様子見気分が広がるか、米中経済指標の内容見極め

 13日の香港市場は様子見気分が広がるか。あす以降に米国と中国の主要経済指標の発表を控え、内容を見極めたい投資家が売買を見送りそうだ。前週末発表の米2月雇用統計で失業率が予想以上に悪化し、平均賃金の伸びも予想を下回った。これを受けて香港市場でも3月米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利上げ見通しが後退しそうな半面、積極的に買い上がる材料に乏しい。

 米中堅金融SVBファイナンシャル・グループ傘下のシリコンバレーバンク(SVB)が経営破綻したことで、米株式相場を中心とした金融市場への影響を見極めようとする雰囲気が強まるだろう。一方、香港時間の14日夜に2月の米消費者物価指数(CPI)、15日には中国の2月の鉱工業生産や小売売上高が発表される。

 10日のNY株式相場は、SVBの経営破綻が重荷となりダウ平均が4日続落。ハイテク株主体のナスダック総合も大幅に続落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。英金融大手HSBC(00005)が香港終値を下回った半面、中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)が上回って引けた。
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