2日香港株=反落か、米ハイテク株安を嫌気 米長期金利が上昇

 2日の香港市場は反落か。1日のNY市場で米長期金利が上昇し、ハイテク・グロース株や高配当利回り株が下落した流れを引き継ぎそうだ。米連邦準備理事会(FRB)の利上げが長期化するとの見方が広がるなか、米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4%を上回り、約4カ月ぶりの水準まで上昇した。1日発表の米2月ISM製造業購買担当者景気指数 (PMI)は47.7と市場予想の48.0を下回ったものの、同製造業価格指数が予想の45.1を上回る51.3となり、インフレ圧力の高まりを示した。

 米国と中国の関係悪化懸念も相場の重荷となり得る。米連邦議会下院の外交委員会は1日、中国・字節跳動(バイトダンス)の動画共有アプリ「TikTok」について、米国内での一般利用を禁じる法案を可決した。

 1日の米株式相場は、ダウ平均が小幅に反発した半面、ハイテク株主体のナスダック総合が続落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のテンセント(00700)とJDドットコム(09618)、アリババ集団(09988)や、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)、銀行株の中国建設銀行(00939)が香港終値を下回って終えた。
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