28日香港株=反発スタートか、米株高や米長期金利の低下を好感

 28日の香港市場は反発スタートか。ハンセン指数は前日まで5営業日続落し、終値ベースで昨年12月30日以来およそ2カ月ぶりの安値を連日で更新した後とあって、安値拾いの買いが入りやすい。前日のNY市場が反発したことや、米長期金利が低下したことが地合いの改善につながりそうだ。

 ただ、上値は重いと予想する。気球問題に続き、ウクライナ問題を巡っても米中間で緊張が続き、対立の激化が警戒されている。また、中国で官民の製造業購買担当景気指数(PMI)の発表をあすに控え、内容を見極めようと、様子見ムードが広がる可能性がある。

 業績や見通しを手掛かりとした個別物色は続きそうだ。前日大引け後に理想汽車(02015)、信義ガラス(00868)、信義光能(00968)が2022年12月本決算を発表した。きょうはASMPT(00522)が決算を発表する予定。

 27日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。HSBC(00005)、テンセント(00700)が香港終値を上回った半面、中国建設銀行(00939)、アリババ集団(09988)、JDドットコム(09618)が下回って引けた。

(小針)
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