24日香港株=軟調か、米利上げ長期化懸念などが重し

 24日の香港市場は軟調か。23日のNY株式相場は上昇したが、23日に発表された18日までの1週間の新規失業保険申請件数が19.2万件と予想の20.0万件を下回る強い結果となったことで、利上げが長期化するとの見通しが一段と強まっており、引き続き相場の重しとなりそうだ。また、24日には1月の米個人消費支出・個人所得や1月の米新築住宅販売などが発表される予定で、様子見ムードが強まる可能性もある。

 ただ、ハンセン指数は前日まで3日続落し、終値ベースで1月3日以来の安値を付けており、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも期待できそうだ。中国の全国人民代表大会(全人代)の開幕を3月5日に控えて政策期待も広がっている。一方、きょうは大引け後にハンセン指数構成銘柄の定期見直し結果が公表される予定。

 23日のNY株式相場は上昇。予想を上回るエヌビディアの決算を好感し上昇してスタート後、利上げの長期化懸念を背景に下落したが、終盤に再び買いが優勢となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、決算を発表したアリババ集団(09988)やネットイース(09999)のほか、テンセント(00700)やJDドットコム(09618)も香港終値を下回って引けており、香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を190ポイント近く下回って寄り付くことになる。
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