22日香港株=続落か、米国の株安と長期金利上昇を嫌気

 22日の香港市場は続落か。米長期金利の上昇を受け、高PER(株価収益率)のハイテク株が売られて相場の重荷となるだろう。21日のNY債券市場で、米長期金利の指標となる米10年債利回りは一時3.96%と昨年11月以来およそ3カ月ぶりの高水準を付けた。米経済の堅調を示す指標の発表が相次ぎ、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの懸念が広がっている。1月31日-2月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が22日に公表されるとあって、投資家が積極的な買いを手控える展開があり得る。

 決算発表や業績見通しを手掛かりとする個別物色が引き続き活発となりそうだ。きょうはハンセン指数構成銘柄の百度(09888)が2022年12月本決算を発表する。

 21日のNY株式相場は、ダウ平均が大幅に反落し、S&P500とナスダック総合も3営業日続落した。米10年債や米2年債利回りが昨年11月以来の水準に上昇したことや、小売り大手のホーム・デポの決算やガイダンスが予想を下回ったことでセンチメントが悪化した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型株のAIAグループ(01299)やテンセント(00700)、JDドットコム(09618)、アリババ集団(09988)が香港終値を下回った。ただ、2022年12月本決算を発表した英金融大手のHSBC(00005)が大幅に上回って引けた。
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