16日香港株=反発して始まるか、米株高を受けた買い直しで

 16日の香港市場は反発して始まるか。前日のハンセン指数は4営業日続落し、終値ベースで1月4日以来1カ月半ぶりの安値を付けただけに、割安感に注目した買いが入りやすい。前日の米株高も地合いの改善につながるだろう。

 ただ、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化が懸念され、米長期金利が上昇するなか、買い一巡後は上値が重い展開があり得る。日本時間15日夜発表の1月の米小売売上高が市場予想を上回り、米長期金利の指標となる10年物米国債利回りは一時3.82%と、昨年12月末以来の高水準に達した。

 15日のNY株式相場はダウ平均が反発。ハイテク・グロース株が総じて堅調だった。ハイテク株主体のナスダック総合は3日続伸した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、ネット株のテンセント(00700)とJDドットコム(09618)、英金融大手のHSBC(00005)、電気自動車メーカーのBYD(01211)が香港終値を上回って終えた。
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