10日香港株=反落か、米長期金利の上昇が重荷

 10日の香港市場は反落か。米長期金利の上昇を背景にハイテク株を売る動きが相場の重荷となりそうだ。前週末の強い米雇用統計を受け、米連邦準備理事会(FRB)が早期に利上げを停止するとの観測は後退している。9日のNY債券市場では長期金利の指標となる米10年債利回りが前日終値(3.59%)から上昇し、一時は3.69%を付けた。

 日本時間14日夜にはFRB の政策決定に影響を与える1月の米消費者物価指数(CPI)が発表される予定。内容を見極めたい投資家は積極的な売買を手控えるだろう。なお、きょう午前に中国国家統計局が1月の物価統計を発表する。

 9日のNY株式相場は、ダウ平均など主要3指数がそろって続落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のJDドットコム(09618)とアリババ集団(09988)、自動車株のBYD(01211)が香港終値を下回った一方、英金融大手のHSBC(00005)が上回って終えた。
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