6日香港株=続落か、米FRBによる早期の利上げ停止期待が後退

 週明け6日の香港市場は、前週末の米株安の流れを引き継いで続落か。米時間3日発表の米1月雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が予想の2倍以上に増加し、失業率が予想に反して低下したことで、米連邦準備理事会(FRB)が早期に利上げを停止するとの期待が後退するだろう。米長期金利の上昇を受けたハイテク株売りが香港市場に波及しそうだ。

 もっとも、売り一巡後は下げ渋る展開が予想される。ハンセン指数はほぼ2週間ぶりの安値圏にあるだけに、値ごろ感に注目した買いが相場を下支えする展開がありそうだ。また、業績見通しなどの個別材料が出た銘柄の物色が引き続き活発となろう。

 3日のNY株式相場はダウ平均が続落し、ハイテク株主体のナスダック総合は4日ぶりに反落した。予想を下回る決算やガイダンスが嫌気されたアマゾン・ドット・コムやアルファベットの下落が重しとなった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は大型ネット株のテンセント(00700)とJDドットコム(09618)、アリババ集団(09988)、保険株の中国平安保険(02318)が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC(00005)が上回って終えた。
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