8日香港株=続伸して始まるか、FRB議長発言と米株高が支え

 8日の香港市場は続伸して始まるか。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がインフレの鈍化が始まっているとの認識を改めて表明し、7日の米株式相場が上昇した流れを引き継ぐだろう。パウエル議長は市場に注目された7日のインタビューで「ディスインフレーションのプロセスが始まった」と、前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見と同じフレーズを使った。

 ただ、米長期金利の上昇を受け、買い一巡後はハイテク株が売られて上値を重くする展開がありそうだ。7日のNY債券市場で、米長期金利の指標となる10年債利回りは前日比0.03%高い3.67%で終えた。

 7日のNY株式相場はダウ平均が4日ぶりに反発。10年債利回りは上昇したもののハイテク株は堅調で、ナスダック総合が3日ぶりに大幅反発した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)が香港終値を上回った半面、ネット株のテンセント(00700)と百度(09888)、アリババ集団(09988)が下回って引けた。
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