ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、日通し高値更新

 16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。2時時点では133.44円と24時時点(132.61円)と比べて83銭程度のドル高水準。一部通信社が「複数の銀行が米地銀ファースト・リパブリック・バンクに約300億ドルを支援する」と報じると、ダウ平均が前日比で300ドル超上昇、ナスダック総合も2%超の上げ幅となった。堅調な米株の動きに連れてドル円は2時過ぎには133.51円まで上昇し日通し高値を更新した。また、3.36%まで低下していた米10年債利回りが3.57%台まで上昇していることも、ドル円の支えとなった。
 なお、ファースト・リパブリック・バンク株は約36%下落後、プラス圏を回復している。

 ユーロドルは底堅い。2時時点では1.0619ドルと24時時点(1.0601ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ高水準だった。欧州中央銀行(ECB)定例理事会とラガルドECB総裁の会見後には神経質な動きを見せたが、その後は落ち着いた動きになった。ユーロ円の買いやポンドドルが堅調に推移していることなどが支えになり、ユーロドルは底堅く1.06ドル前半での取り引きが続いている。なお、ポンドドルは2時前に1.2120ドルまでじり高。

 ユーロ円は強含み。2時時点では141.70円と24時時点(140.23円)と比べて1円47銭程度のユーロ高水準。総じてドル円に連れる展開となり、2時過ぎには上げ幅を拡大し141.74円まで強含み日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:131.72円 - 133.51円
ユーロドル:1.0551ドル - 1.0635ドル
ユーロ円:139.13円 - 141.74円


(松井)
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