NY株見通し-今週は金融株の動向とFOMCに注目
今週のNY市場は金融株の動向と米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目。先週は米地銀2行の破綻やクレディ・スイス株の急落が重しとなり金融不安が高まった一方、米連邦準備理事会(FRB)による大幅利上げ見通しの後退が支援となった。ダウ平均が0.1%安と小幅に続落した一方、S&P500が1.4%高と反発し、ナスダック総合は4.4%高と大幅反発した。
今週は金融株の動向が引き続き注目されるほか、22日に結果が公表されるFOMCが焦点となりそうだ。先週発表された米2月消費者物価指数(CPI)がおおむね予想通りに鈍化したことに加え、欧米で金融不安が高まったことで、FOMCでは0.50%の大幅利上げ見通しが後退し、0.25%の利上げが見込まれているが、CMEのフェド・ウォッチでは政策金利の据え置き確率は38%に上昇した。年内の利下げ転換期待も高まっており、会合後のパウエルFRB議長の記者会見や、公表されるFOMCメンバーのFF金利見通し(ドットプロット)にも注目が集まる。このほかの経済指標は2月中古住宅販売件数、新規失業保険申請件数、2月新築住宅販売件数、2月耐久財受注、S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値など。決算発表はナイキ、アクセンチュア、ダーデン・レストランツ、ゼネラル・ミルズなどが発表予定。
今晩は主要な経済指標や決算発表はなし。(執筆:3月20日、14:00)
今週は金融株の動向が引き続き注目されるほか、22日に結果が公表されるFOMCが焦点となりそうだ。先週発表された米2月消費者物価指数(CPI)がおおむね予想通りに鈍化したことに加え、欧米で金融不安が高まったことで、FOMCでは0.50%の大幅利上げ見通しが後退し、0.25%の利上げが見込まれているが、CMEのフェド・ウォッチでは政策金利の据え置き確率は38%に上昇した。年内の利下げ転換期待も高まっており、会合後のパウエルFRB議長の記者会見や、公表されるFOMCメンバーのFF金利見通し(ドットプロット)にも注目が集まる。このほかの経済指標は2月中古住宅販売件数、新規失業保険申請件数、2月新築住宅販売件数、2月耐久財受注、S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値など。決算発表はナイキ、アクセンチュア、ダーデン・レストランツ、ゼネラル・ミルズなどが発表予定。
今晩は主要な経済指標や決算発表はなし。(執筆:3月20日、14:00)