ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、底堅い

 20日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは底堅い。24時時点では1.0726ドルと22時時点(1.0704ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ高水準だった。欧州金融機関の経営を巡る過度な懸念がひとまず和らぎ、ユーロ買い・ドル売りが優勢となった。23時前に一時1.0731ドルと日通し高値を付けた。
 なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁はこの日、「ECBは市場の動向を注意深く監視」「スイス当局による迅速な行動を歓迎」「価格や金融安定で必要なら行動の用意がある」などと述べた。

 ユーロ円は堅調。24時時点では141.32円と22時時点(140.79円)と比べて53銭程度のユーロ高水準。安く始まった欧州株相場が持ち直したことで、投資家のリスク回避姿勢が和らぐと円売り・ユーロ買いが優勢になった。24時過ぎには141.36円付近まで値を戻した。

 ドル円はじり高。24時時点では131.75円と22時時点(131.52円)と比べて23銭程度のドル高水準だった。欧米株高でリスク・オフの動きが巻き戻される格好となり円売り・ドル買いが進んだ。米長期金利が上昇に転じたことも相場を下支えすると、131.81円付近まで値を上げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:130.54円 - 132.65円
ユーロドル:1.0631ドル - 1.0731ドル
ユーロ円:138.83円 - 141.85円

(中村)
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