NY株見通し-底堅い展開か 経済指標は2月中古住宅販売仮契約指数など

 今晩のNY市場は底堅い展開か。昨日は金融システムへの懸念は引き続き和らいだものの、総じて強い経済指標を受けて米国債利回りが上昇し、ハイテク株を中心に下落した。ダウ平均とS&P500が4日ぶりに反落し、ナスダック総合は2日続落となった。引け後の動きでは、決算が予想を下回ったマイクロン・テクノロジーが時間外で一時下落したものの、約1%上昇して終了し、ルルレモン・アスレティカは売上高と調整後一株当たり利益が市場予想を上回ったことが好感され」時間外で13%超上昇した。
 
 今晩の取引では、前日に続いてバー米連邦準備理事会(FRB)副議長(金融監督担当)の議会証言が予定され、金融システムについての発言が注目されるされるほか、住宅関連指標に注目する展開か。前日まで2日続落したナスダック総合は米国債利回りの上昇が一服となれば反発も期待できそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントはバーFRB副議長議会証言のほか、2月中古住宅販売仮契約指数、MBA住宅ローン申請指数など。企業決算は寄り前にはペイチェックス、シンタスなどが発表予定。(執筆:3月29日、14:00)

(小針)
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