NY株見通し-2月コアPCE価格指数などの経済指標や要人発言に注目
今晩のNY市場は経済指標や要人発言に注目。昨日は金融システム不安が和らぐ中、新規失業保険申請件数が予想をやや上回ったことなどで、先行きの利上げ打ち止め期待が続き、主要3指数がそろって2日続伸した。週初来ではダウ平均が1.93%高、S&P500が2.01%高とともに今年1月以来の大幅高ペースとなり、ナスダック総合も1.60%高となった。
今晩の取引では月末・四半期末のフローが警戒される中、金融政策の見通しを巡り経済指標と米連邦準備理事会(FRB)高官発言に注目する展開か。経済指標ではFRBがインフレ指標として注目する個人消費支出(PCE)価格指数に注目が集まる。2月のコアPCE価格指数は前月比+0.4%と1月分の+0.6%から伸びの鈍化が見込まれており、前年比では+4.7%と1月から横ばいが予想されている。予想通りの鈍化となれば、利上げ打ち止め期待が株価の支援となりそうだ。
このほの経済指標は2月個人所得・個人消費支出、3月シカゴ地区購買部協会景気指数、3月ミシガン大消費者信頼感指数確報値、同1年先・5年先期待インフレ率確報値など。要人発言ではクックDRB理事、ウォラーFRB理事、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁など。今晩は主要な企業の決算発表はなし。(執筆:3月31日、14:00)
(小針)
今晩の取引では月末・四半期末のフローが警戒される中、金融政策の見通しを巡り経済指標と米連邦準備理事会(FRB)高官発言に注目する展開か。経済指標ではFRBがインフレ指標として注目する個人消費支出(PCE)価格指数に注目が集まる。2月のコアPCE価格指数は前月比+0.4%と1月分の+0.6%から伸びの鈍化が見込まれており、前年比では+4.7%と1月から横ばいが予想されている。予想通りの鈍化となれば、利上げ打ち止め期待が株価の支援となりそうだ。
このほの経済指標は2月個人所得・個人消費支出、3月シカゴ地区購買部協会景気指数、3月ミシガン大消費者信頼感指数確報値、同1年先・5年先期待インフレ率確報値など。要人発言ではクックDRB理事、ウォラーFRB理事、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁など。今晩は主要な企業の決算発表はなし。(執筆:3月31日、14:00)
(小針)