NY株見通し-10-12月期GDP確報値などの経済指標や要人発言に注目

 今晩のNY市場は経済指標や要人発言に注目。昨日は銀行の連鎖破綻懸念が和らぐ中、米国債利回りの上昇傾向が落ち着いたことで主要3指数がそろって上昇。前日に小幅に反落したダウ平均とS&P500はともに1%超の反発となり、ハイテク株主体のナスダック総合は半導体株やハイテク・ジャイアントの上昇にけん引され1.8%高と3日ぶりに大幅反発した。

 今晩の取引では金融システム不安の後退や金利上昇の一服が引き続き支援となることが期待される中、発表される10-12月期GDP確報値などの経済指標やコリンズ米ボストン連銀総裁などの要人発言に注目する展開となりそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは10-12月期GDP確報値のほか、新規失業保険申請件数、継続失業保険受給総数など。要人発言はバーキン米リッチモンド連銀総裁、コリンズ米ボストン連銀総裁、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁など。主要な企業の決算発表はなし。
(執筆:3月30日、14:00)


(小針)
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