東京マーケットダイジェスト・3日 ドル安・株高

(3日終値:15時時点)
ドル円:1ドル=133.48円(前営業日NY終値比△0.62円)
ユーロ円:1ユーロ=144.09円(横ばい)
ユーロドル:1ユーロ=1.0794ドル(▲0.0045ドル)
日経平均株価:28188.15円(前営業日比△146.67円)
東証株価指数(TOPIX):2017.68(△14.18)
債券先物6月物:147.71円(▲0.41円)
新発10年物国債利回り:0.335%(△0.035%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.00800%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)           <発表値>    <前回発表値>
日銀・企業短期経済観測調査(短観、3月調査)
大企業製造業の業況判断指数(DI)       1          7
大企業非製造業の業況判断指数(DI)      3          6
大企業製造業DI 6月見込み           20         19
大企業非製造業DI 6月見込み          15         11
大企業全産業設備投資計画(前年度比)     3.2%       19.2%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は強含み。早朝取引で133.55円まで上昇する場面があったが、期末のドル需要が一服したことで利益確定目的の売りが散見された。一時は132.82円まで下押ししたものの、その後は再び買いが入り、前週末高値の133.59円を上抜けて133.71円まで値を上げた。時間外取引で米10年債利回りが前週末の水準を上回って高止まりしていることなどが相場を支えた。

・ユーロ円は神経質な値動き。朝方に144.86円まで上昇したものの、その後はドル円の下落につれて143.63円まで反落した。売りが一巡すると144円台前半まで切り返したが、ユーロドルが下落した影響もあり、朝方の高値を試すような動きにはなっていない。

・カナダドル円はしっかり。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が2日に追加減産を決定し、原油先物相場が急伸した。産油国通貨であるカナダドルには買いが入り、一時98.97円まで上昇する場面があった。

・ユーロドルは弱含み。米金利の上昇を受けた売りに押され、一時1.0788ドルまで下押しした。

・日経平均株価は続伸。前週末の米国株式相場が上昇した流れを引き継いで、幅広い銘柄に買いが入った。OPECプラスが追加減産を決めたことで原油先物相場が急伸し、石油株や工業株が上昇。指数は一時210円超高まで上げる場面も見られた。

・債券先物相場は3日続落。4日の10年物国債入札を前に持ち高調整目的の売りが出たほか、時間外で米金利が上昇していることも相場の重しになった。

(岩間)
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