欧州マーケットダイジェスト・30日 株高・金利上昇・ユーロ高
(30日終値:31日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=132.43円(30日15時時点比▲0.03円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=144.35円(△0.74円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0900ドル(△0.0058ドル)
FTSE100種総合株価指数:7620.43(前営業日比△56.16)
ドイツ株式指数(DAX):15522.40(△193.62)
10年物英国債利回り:3.518%(△0.046%)
10年物独国債利回り:2.374%(△0.045%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
3月ユーロ圏消費者信頼感指数(確定値)▲19.2 ▲19.2
3月ユーロ圏経済信頼感指数 99.3 99.6・改
3月独消費者物価指数(CPI)速報値
前月比 0.8% 0.8%
前年比 7.4% 8.7%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは底堅い。3月のスペイン消費者物価指数(CPI)速報値が予想以上に鈍化したことを受けてユーロ売り・ドル買いが先行。16時過ぎに一時1.0824ドルと日通し安値を更新した。ただ、前日の安値1.0818ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。3月独CPI速報値が予想を上回ったこともユーロ買い・ドル売りを促し、22時30分前には1.0926ドルと日通し高値を付けた。もっとも、23日の高値1.0930ドルがレジスタンスとして意識されるとやや伸び悩んだ。
・ドル円はもみ合い。日本時間夕刻に一時132.21円と日通し安値を付けたものの、欧米の金融システム不安や米景気減速に対する警戒感が和らぎ、世界的に株価が上昇すると、投資家のリスク志向が改善し円売り・ドル買いが優勢になった。22時過ぎには一時132.97円と日通し高値を更新した。ただ、22日の高値133.00円が戻りの目処として意識されると伸び悩んだ。3時前には132.32円付近まで下押しした。
・ユーロ円はユーロドルにつれた動き。日本時間夕刻に一時143.14円と本日安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。欧米株価の上昇を背景にリスク・オンの円売り・ユーロ買いが出たほか、予想を上回る独インフレ指標を受けて22時過ぎに一時145.08円と10日以来の高値を付けた。ただ、3時過ぎには144.18円付近まで上げ幅を縮める場面があった。
・南アフリカランドは上昇した。南アフリカ準備銀行(SARB)はこの日、政策金利を現行の7.25%から7.75%に引き上げることを決めたと発表。市場の予想(0.25%)を上回る利上げ幅となったことでランドを買う動きが広がった。対ドルでは一時17.7612ランドと2月14日以来の高値を付けたほか、対円では7.48円と10日以来の高値を更新した。
・ロンドン株式相場は4日続伸。欧米の金融システムを巡る不安が一段と後退しており、買い安心感が広がった。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値上がりしたほか、リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株に買いが入った。
・フランクフルト株式相場は4日続伸。欧米の金融システムを巡る不安の後退に加え、時間外のダウ先物の上昇が投資家心理を明るくした。個別ではアディダス(5.86%高)やインフィニオン・テクノロジーズ(5.46%高)、ザランド(5.33%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は下落。3月独CPI速報値が予想を上回ると、欧州中央銀行(ECB)の利上げ長期化が意識されて独国債に売りが出た。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=132.43円(30日15時時点比▲0.03円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=144.35円(△0.74円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0900ドル(△0.0058ドル)
FTSE100種総合株価指数:7620.43(前営業日比△56.16)
ドイツ株式指数(DAX):15522.40(△193.62)
10年物英国債利回り:3.518%(△0.046%)
10年物独国債利回り:2.374%(△0.045%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
3月ユーロ圏消費者信頼感指数(確定値)▲19.2 ▲19.2
3月ユーロ圏経済信頼感指数 99.3 99.6・改
3月独消費者物価指数(CPI)速報値
前月比 0.8% 0.8%
前年比 7.4% 8.7%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは底堅い。3月のスペイン消費者物価指数(CPI)速報値が予想以上に鈍化したことを受けてユーロ売り・ドル買いが先行。16時過ぎに一時1.0824ドルと日通し安値を更新した。ただ、前日の安値1.0818ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。3月独CPI速報値が予想を上回ったこともユーロ買い・ドル売りを促し、22時30分前には1.0926ドルと日通し高値を付けた。もっとも、23日の高値1.0930ドルがレジスタンスとして意識されるとやや伸び悩んだ。
・ドル円はもみ合い。日本時間夕刻に一時132.21円と日通し安値を付けたものの、欧米の金融システム不安や米景気減速に対する警戒感が和らぎ、世界的に株価が上昇すると、投資家のリスク志向が改善し円売り・ドル買いが優勢になった。22時過ぎには一時132.97円と日通し高値を更新した。ただ、22日の高値133.00円が戻りの目処として意識されると伸び悩んだ。3時前には132.32円付近まで下押しした。
・ユーロ円はユーロドルにつれた動き。日本時間夕刻に一時143.14円と本日安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。欧米株価の上昇を背景にリスク・オンの円売り・ユーロ買いが出たほか、予想を上回る独インフレ指標を受けて22時過ぎに一時145.08円と10日以来の高値を付けた。ただ、3時過ぎには144.18円付近まで上げ幅を縮める場面があった。
・南アフリカランドは上昇した。南アフリカ準備銀行(SARB)はこの日、政策金利を現行の7.25%から7.75%に引き上げることを決めたと発表。市場の予想(0.25%)を上回る利上げ幅となったことでランドを買う動きが広がった。対ドルでは一時17.7612ランドと2月14日以来の高値を付けたほか、対円では7.48円と10日以来の高値を更新した。
・ロンドン株式相場は4日続伸。欧米の金融システムを巡る不安が一段と後退しており、買い安心感が広がった。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値上がりしたほか、リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株に買いが入った。
・フランクフルト株式相場は4日続伸。欧米の金融システムを巡る不安の後退に加え、時間外のダウ先物の上昇が投資家心理を明るくした。個別ではアディダス(5.86%高)やインフィニオン・テクノロジーズ(5.46%高)、ザランド(5.33%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は下落。3月独CPI速報値が予想を上回ると、欧州中央銀行(ECB)の利上げ長期化が意識されて独国債に売りが出た。
(中村)