欧州マーケットダイジェスト・20日 株高・金利上昇・ユーロ高
(20日終値:21日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=131.62円(20日15時時点比▲0.20円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=141.06円(△0.28円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0716ドル(△0.0037ドル)
FTSE100種総合株価指数:7403.85(前営業日比△68.45)
ドイツ株式指数(DAX):14933.38(△165.18)
10年物英国債利回り:3.310%(△0.026%)
10年物独国債利回り:2.125%(△0.017%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
2月独生産者物価指数(PPI)
前月比 ▲0.3% ▲1.2%・改
1月ユーロ圏貿易収支
季調済 113億ユーロの赤字 134億ユーロの赤字・改
季調前 306億ユーロの赤字 88億ユーロの赤字
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは持ち直した。スイス金融大手クレディ・スイスに対し、同業のUBSが買収合意を発表したほか、米連邦準備理事会(FRB)など日米欧の6中銀が米ドル資金供給の拡充で協調を決定。当局による一連の迅速な措置を受けて、欧州金融機関の経営を巡る過度な懸念がひとまず和らいだ。欧州序盤には一時1.0631ドルと日通し安値を付けたものの、安く始まった欧州株相場が上げに転じるとリスク・オフの動きが後退し、ユーロ買い・ドル売りが優勢となった。23時前には一時1.0731ドルと日通し高値を付けた。
なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は欧州議会で「ユーロ圏の銀行セクターは底堅く、十分な資本や流動性を有している」「ECBは市場の動向を注意深く監視」「物価と金融の安定を維持するため必要に応じて対応する用意がある」などと述べた。
・ドル円は下値が堅かった。欧州序盤は欧州株が安く始まった影響でリスク回避の円買い・ドル売りが先行し、一時130.54円と2月10日以来の安値を付けた。ただ、欧州金融機関の経営を巡る過度な懸念が和らぐ中、欧州株が持ち直すとリスク・オフの動きが巻き戻される格好となり円売り・ドル買いが進んだ。米長期金利が上昇に転じたことも相場を下支えすると、131.84円付近まで値を上げた。
・ユーロ円も下値が堅かった。欧州序盤に一時138.83円と約2カ月ぶりの安値を付けたものの、UBSがクレディ・スイス買収を決めたことを好感して欧州株が持ち直すと投資家のリスク回避姿勢が和らぎ円売り・ユーロ買いが優勢となった。ダウ平均が一時410ドル超上昇したことも相場の支援材料となり、24時過ぎには141.41円付近まで値を戻した。
・ロンドン株式相場は反発。経営不安に陥っているスイス金融大手クレディ・スイスについて、同業のUBSが買収することで合意すると、金融危機に発展するような最悪の事態はひとまず回避されるとの見方から市場心理が改善し買いが入った。FRBなど日米欧の6中銀が協調して市場にドル供給を強化すると発表したことも相場を下支えした。
・フランクフルト株式相場は反発。スイス金融大手クレディ・スイスに対し、同業のUBSが買収合意を発表したほか、FRBなど日米欧の6中銀が米ドル資金供給の拡充で協調を決定。当局による一連の迅速な措置を受けて、欧州金融機関の経営を巡る過度な懸念が和らいだ。相場は安く始まったものの、売り一巡後は買いが優勢となった。
・欧州債券相場は下落。株価の持ち直しを受けた。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=131.62円(20日15時時点比▲0.20円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=141.06円(△0.28円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0716ドル(△0.0037ドル)
FTSE100種総合株価指数:7403.85(前営業日比△68.45)
ドイツ株式指数(DAX):14933.38(△165.18)
10年物英国債利回り:3.310%(△0.026%)
10年物独国債利回り:2.125%(△0.017%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
2月独生産者物価指数(PPI)
前月比 ▲0.3% ▲1.2%・改
1月ユーロ圏貿易収支
季調済 113億ユーロの赤字 134億ユーロの赤字・改
季調前 306億ユーロの赤字 88億ユーロの赤字
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは持ち直した。スイス金融大手クレディ・スイスに対し、同業のUBSが買収合意を発表したほか、米連邦準備理事会(FRB)など日米欧の6中銀が米ドル資金供給の拡充で協調を決定。当局による一連の迅速な措置を受けて、欧州金融機関の経営を巡る過度な懸念がひとまず和らいだ。欧州序盤には一時1.0631ドルと日通し安値を付けたものの、安く始まった欧州株相場が上げに転じるとリスク・オフの動きが後退し、ユーロ買い・ドル売りが優勢となった。23時前には一時1.0731ドルと日通し高値を付けた。
なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は欧州議会で「ユーロ圏の銀行セクターは底堅く、十分な資本や流動性を有している」「ECBは市場の動向を注意深く監視」「物価と金融の安定を維持するため必要に応じて対応する用意がある」などと述べた。
・ドル円は下値が堅かった。欧州序盤は欧州株が安く始まった影響でリスク回避の円買い・ドル売りが先行し、一時130.54円と2月10日以来の安値を付けた。ただ、欧州金融機関の経営を巡る過度な懸念が和らぐ中、欧州株が持ち直すとリスク・オフの動きが巻き戻される格好となり円売り・ドル買いが進んだ。米長期金利が上昇に転じたことも相場を下支えすると、131.84円付近まで値を上げた。
・ユーロ円も下値が堅かった。欧州序盤に一時138.83円と約2カ月ぶりの安値を付けたものの、UBSがクレディ・スイス買収を決めたことを好感して欧州株が持ち直すと投資家のリスク回避姿勢が和らぎ円売り・ユーロ買いが優勢となった。ダウ平均が一時410ドル超上昇したことも相場の支援材料となり、24時過ぎには141.41円付近まで値を戻した。
・ロンドン株式相場は反発。経営不安に陥っているスイス金融大手クレディ・スイスについて、同業のUBSが買収することで合意すると、金融危機に発展するような最悪の事態はひとまず回避されるとの見方から市場心理が改善し買いが入った。FRBなど日米欧の6中銀が協調して市場にドル供給を強化すると発表したことも相場を下支えした。
・フランクフルト株式相場は反発。スイス金融大手クレディ・スイスに対し、同業のUBSが買収合意を発表したほか、FRBなど日米欧の6中銀が米ドル資金供給の拡充で協調を決定。当局による一連の迅速な措置を受けて、欧州金融機関の経営を巡る過度な懸念が和らいだ。相場は安く始まったものの、売り一巡後は買いが優勢となった。
・欧州債券相場は下落。株価の持ち直しを受けた。
(中村)