欧州マーケットダイジェスト・22日 株高・金利上昇・ユーロ高・円安
(22日終値:23日2時時点)
ドル・円相場:1ドル=132.58円(22日15時時点比△0.16円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=143.17円(△0.52円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0798ドル(△0.0026ドル)
FTSE100種総合株価指数:7566.84(前営業日比△30.62)
ドイツ株式指数(DAX):15216.19(△20.85)
10年物英国債利回り:3.451%(△0.084%)
10年物独国債利回り:2.328%(△0.036%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
2月英消費者物価指数(CPI)
前月比 1.1% ▲0.6%
前年比 10.4% 10.1%
CPIコア指数(前年比) 6.2% 5.8%
2月英小売物価指数(RPI)
前月比 1.2% 0.0%
前年比 13.8% 13.4%
1月ユーロ圏経常収支(季調済)170億ユーロの黒字 133億ユーロの黒字・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは底堅い動き。ナーゲル独連銀総裁が「インフレとの闘いはまだ終わっていない」「インフレが予想通り進展すれば、さらなる利上げが必要」と述べたほか、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が「ECBは必要に応じて、インフレリスクに対応できる断固たるアプローチをとる」と発言すると、ECBの利上げ長期化を意識したユーロ買いが入った。2時前に一時1.0801ドルと日通し高値を付けた。
ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を前に様子見ムードも強く、大きな方向感は出なかった。今日の安値は1.0759ドルで値幅は0.0042ドル程度だった。
・ポンドドルは上値が重かった。2月英消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことを受けてポンド買い・ドル売りが先行すると一時1.2297ドルと日通し高値を付けたが、その後失速した。米重要イベントを前にポジション調整目的の売りが出て、1.2222ドル付近まで下押しした。ユーロポンドも一時0.8772ポンドの日通し安値までユーロ安・ポンド高が進んだものの、そのあとは0.8826ポンドの日通し高値まで持ち直した。
・ドル円は伸び悩み。欧米の金融システム不安の後退で投資家のリスク志向が改善すると円売り・ドル買いが優勢となった。アジア時間の高値132.78円を上抜けて一時133.00円まで値を上げた。ただ、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。FOMC結果公表を控えて、ポジション調整目的の売りが出たほか、米10年債利回りが低下に転じたことなどが相場の重しとなり132.42円付近まで下押しした。
・ユーロ円も伸び悩み。21時過ぎに一時本日高値となる143.63円まで値を上げたものの、ドル円が失速するとユーロ円にも売りが出た。
・ロンドン株式相場は3日続伸。前日に大幅高となった反動で売りが先行したものの、下値は限定的だった。世界的な金融不安が和らぐ中、押し目買いなどが入ると上げに転じた。FOMCの結果公表を控えて様子見ムードも強く、大きな方向感が出にくい面もあったようだ。
・フランクフルト株式相場は小幅ながら3日続伸。欧米の金融システム不安の後退を受けて買いが入ったものの、前日にも同様の理由で大きく上昇していたことから上値は限定的だった。FOMC結果公表を前にポジション調整目的の売りも出たため、引けにかけて上げ幅を縮めた。
・欧州債券相場は下落。ECBの利上げ長期化が意識されて独国債に売りが出た。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=132.58円(22日15時時点比△0.16円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=143.17円(△0.52円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0798ドル(△0.0026ドル)
FTSE100種総合株価指数:7566.84(前営業日比△30.62)
ドイツ株式指数(DAX):15216.19(△20.85)
10年物英国債利回り:3.451%(△0.084%)
10年物独国債利回り:2.328%(△0.036%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
2月英消費者物価指数(CPI)
前月比 1.1% ▲0.6%
前年比 10.4% 10.1%
CPIコア指数(前年比) 6.2% 5.8%
2月英小売物価指数(RPI)
前月比 1.2% 0.0%
前年比 13.8% 13.4%
1月ユーロ圏経常収支(季調済)170億ユーロの黒字 133億ユーロの黒字・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは底堅い動き。ナーゲル独連銀総裁が「インフレとの闘いはまだ終わっていない」「インフレが予想通り進展すれば、さらなる利上げが必要」と述べたほか、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が「ECBは必要に応じて、インフレリスクに対応できる断固たるアプローチをとる」と発言すると、ECBの利上げ長期化を意識したユーロ買いが入った。2時前に一時1.0801ドルと日通し高値を付けた。
ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を前に様子見ムードも強く、大きな方向感は出なかった。今日の安値は1.0759ドルで値幅は0.0042ドル程度だった。
・ポンドドルは上値が重かった。2月英消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことを受けてポンド買い・ドル売りが先行すると一時1.2297ドルと日通し高値を付けたが、その後失速した。米重要イベントを前にポジション調整目的の売りが出て、1.2222ドル付近まで下押しした。ユーロポンドも一時0.8772ポンドの日通し安値までユーロ安・ポンド高が進んだものの、そのあとは0.8826ポンドの日通し高値まで持ち直した。
・ドル円は伸び悩み。欧米の金融システム不安の後退で投資家のリスク志向が改善すると円売り・ドル買いが優勢となった。アジア時間の高値132.78円を上抜けて一時133.00円まで値を上げた。ただ、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。FOMC結果公表を控えて、ポジション調整目的の売りが出たほか、米10年債利回りが低下に転じたことなどが相場の重しとなり132.42円付近まで下押しした。
・ユーロ円も伸び悩み。21時過ぎに一時本日高値となる143.63円まで値を上げたものの、ドル円が失速するとユーロ円にも売りが出た。
・ロンドン株式相場は3日続伸。前日に大幅高となった反動で売りが先行したものの、下値は限定的だった。世界的な金融不安が和らぐ中、押し目買いなどが入ると上げに転じた。FOMCの結果公表を控えて様子見ムードも強く、大きな方向感が出にくい面もあったようだ。
・フランクフルト株式相場は小幅ながら3日続伸。欧米の金融システム不安の後退を受けて買いが入ったものの、前日にも同様の理由で大きく上昇していたことから上値は限定的だった。FOMC結果公表を前にポジション調整目的の売りも出たため、引けにかけて上げ幅を縮めた。
・欧州債券相場は下落。ECBの利上げ長期化が意識されて独国債に売りが出た。
(中村)