NY株見通し-もみ合いか 2月JOLTS求人件数などの経済指標や要人発言に注目

 今晩のNY市場はもみ合いか。昨日は原油高を受けたエネルギー株やヘルスケアなどのディフェンシブ株が上昇した一方、年初から大きく上昇したテスラが第1四半期の出荷台数が市場予想を下回ったことで大きく下落。ダウ平均とS&P500が4日続伸となった。一方、ハイテク株主体のナスダック総合が4日ぶりに反落した。

 今晩の取引では週末7日発表の米3月雇用統計を控えた様子見姿勢が強まることが予想される中、2月JOLTS求人件数などの経済指標や米連邦準備理事会(FRB)高官の発言をにらみつつ、原油価格上昇による景気やインフレへの影響を見極める展開となりそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは、2月製造業新規受注、2月JOLTS求人件数、2月耐久財受注改定値、クックFRB理事あいさつ、コリンズ米ボストン連銀総裁討議参加など。主要な企業の決算発表はないが、ウォルマートが投資家説明会(4-5日の2日間)を開催する。(執筆:4月4日、14:00)
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