東京外国為替市場概況・17時 ユーロ円、地合いが弱い

 5日午後の東京外国為替市場でユーロ円は地合いが弱い。17時時点では143.80円と15時時点(144.04円)と比べて24銭程度のユーロ安水準だった。16時頃に143.82円まで売られた後に反発も144.20円台まで。一時下げ渋った独DAXがマイナスに沈むのを眺め再び144円を割り込み、独・仏・ユーロ圏の3月サービス部門PMI改定値が予想を下回ったことも重しとなり、143.68円まで日通し安値を更新した。

 ユーロドルは戻りが鈍い。17時時点では1.0950ドルと15時時点(1.0957ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。16時過ぎに1.0960ドル台まで反発するも、その後は再び上値を切り下げた。欧州主要国の3月サービス部門PMI改定値が弱かったことも売り材料に、17時過ぎには1.0944ドルまで日通し安値を更新した。

 ドル円は上値が重い。17時時点では131.40円と15時時点(131.53円)と比べて13銭程度のドル安水準だった。リスク回避地合いが続くなか、131.60円台で頭を抑えられてクロス円と共に下値を試した。一時131.32円と東京朝につけた131.31円に迫った。

 また豪ドルの弱さが目立ち、対ドルでは0.6705ドル、対円で88.03円まで売られた。ユーロ豪ドルも1.6336豪ドルまで豪ドル安が進んでいる。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:131.31円 - 131.84円
ユーロドル:1.0944ドル - 1.0970ドル
ユーロ円:143.68円 - 144.45円


(小針)
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