今日の株式見通し=堅調か 日銀新総裁会見を受けて円安が進行

 東京市場は堅調か。休場明けの米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が上昇した一方、ナスダックが下落。ダウ平均は101ドル高の33586ドルで取引を終えた。先週末に発表された3月雇用統計で雇用の強さが確認されたことで、景気敏感株には買いが入った一方、金利上昇懸念からグロース株が売りに押された。ドル円は足元133円50銭近辺で推移している。日銀の植田新総裁が就任会見で現行の金融緩和策を継続する姿勢を示したことから、大きく円安に振れている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて195円高の27865円、ドル建てが250円高の27920円で取引を終えた。

 米3月雇用統計を受けた米国株の反応は落ち着いたものとなった。ナスダックは下げたが、きのうの東京市場でも東京エレクトロンなど主力グロース株は弱く、違和感のない動き。きょうの日本株は、植田新総裁から緩和継続の意向が確認でき、円安が進行したことを好感する流れになると予想する。外需株への恩恵が大きくなるだろう。CME225先物からは、寄り付きから25日線(27728円、10日時点)を上回る展開も想定される。先週の27500円割れでいったん売りが一巡したとの見方が強まり、高く始まった後も強い動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは27800円-28100円
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