NY株見通し-新規失業保険申請件数、3月PPIなどの経済指標に注目

 今晩のNY市場は経済指標に注目。昨日は米3月消費者物価指数(CPI)の伸び率が市場予想を下回ったことが好感されて上昇してスタートしたものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨でマイルド・リセッションへの懸念が示されたことで反落。ダウ平均は5日ぶりに小幅反落し、S&P500は2日続落、ナスダック総合は3日続落となった。今晩の取引では、寄り前に発表される週間新規失業保険申請件数や3月生産者物価指数(PPI)などの経済指標が注目される。新規失業保険申請件数は23.2万件と前週分の22.8万件からやや悪化が見込まれており、3月PPIは前年比+3.0%と2月分の+4.6%から鈍化が見込まれている。また、発表がスタートする第1四半期決算にも注目。今晩は寄り前にデルタ航空とファスナルが発表予定で、週末14日にはJPモルガン・チェース、シティグループ、ウェルズ・ファーゴの大手金融機関の決算発表がスタートする。

 今晩の米経済指標・イベントは新規失業保険申請件数、3月PPIのほか、米30年債入札など。企業決算は寄り前にデルタ航空、ファスナルが発表予定。(執筆:4月13日、14:00)
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